歯科患者の口腔関連QOL : 日本の開業医受診患者における断面調査

元データ 2010-12-31

概要

一般的な口腔疾患は生命に影響を与えるようなものではないが,口腔の健康は各人の総体的な健康に影響を及ぼすかもしれない。今回の研究の目的は,歯科治療をうけている患者において,包括的QOL(quality of life)に及ぼす口腔の健康状態の大きさを評価することである。日本の開業医から連続的に,4317名の患者をこの研究に登録した。被験者には,口腔関連QOL評価と包括的QOL評価の含まれた質問紙の記入を依頼した。口腔の健康関連の指標は,治療記録から収集した。総計3238名の被験者が質問紙を記入した。口腔関連QOL評価と包括的QOL評価には高い相関が見られた。口腔の指標と包括的QOLの下位尺度も,統計学的に有意な関連を示した。ロジスティック回帰分析では,高い口腔関連QOLは独立して包括的QOLに関連を示していた(オッズ比1.76, 95%信頼区間1.52-2.04)。口腔の健康は個人の健康に強い影響を及ぼすことが示された。

著者

内藤 徹 福岡歯大・高齢者歯科学分野
鈴木 奈央 福岡歯大・総合歯科学分野
廣藤 卓雄 福岡歯大・総合歯科学分野
中山 健夫 京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学
米田 雅裕 福岡歯科大学医科歯科総合病院感染制御チーム(ICT)
鈴木 奈央 福岡歯科大学医科歯科総合病院感染制御チーム(ICT)
内藤 徹 福岡歯科大学総合歯科学講座総合歯科学分野
廣藤 卓雄 福岡歯科大学総合歯科学講座総合歯科学分野
中山 健夫 京都大学大学院医学研究科
中山 健夫 京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻 健康管理学講座 健康情報学分野
中山 健夫 京都大学健康情報学
中山 健夫 京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻
内藤 真理子 名古屋大学大学院医学系研究科予防医学/医学推計・判断学
内藤 真理子 九歯大・小児歯
内藤 真理子 京都大
内藤 真理子 名古屋大学医学系研究科予防医学
中山 健夫 京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野
中山 健夫 国立京都病院
羽生 真也 福岡歯科大学咬合修復学講座
廣藤 卓雄 福岡歯科大学総合歯科学講座
米田 雅裕 九州大学大学院 歯学研究院口腔機能修復学講座 歯周疾患制御学研究分野
羽生 真也 福岡歯科大学総合歯科学講座総合歯科学分野
羽生 真也 福岡歯科大学大学院歯学研究科(博士課程)歯学専攻
内藤 徹 福岡歯科大学・総合歯科学講座
鈴木 奈央 福岡歯科大学総合歯科学講座総合歯科学分野
中山 健夫 京都大学大学院医学研究科健康情報学
宮木 幸一 京都大学大学院医学研究科健康情報学
中山 健夫 京都大学健康情報学分野
中山 健夫 京都大学大学院医学研究社会健康医学系専攻健康情報学分野
内藤 真理子 名古屋大学大学院医学系研究科予防医学
宮木 幸一 独立行政法人国立国際医療研究センター医療情報解析研究部臨床疫学研究室
杉山 清一 日本ヘルスケア歯科研究会
藤木 省三 日本ヘルスケア歯科研究会
内藤 徹 福岡歯大・医科歯科総合病院高齢者歯科学分野
米田 雅裕 福岡歯大・医科歯科総合病院総合歯科学分野
中山 健夫 京都大学大学院健康情報学分野
中山 健夫 京都大学大学院

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