保育者養成課程における紙芝居 : 学生のアンケート調査を通して
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概要
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紙芝居を保育者養成課程に導入することは、今日キャリア教育においても必要とされるコミュニケーション能力育成という点に加えて、紙芝居活用の方法を習得することで保育者の技能を高め、就職指導、職業支援につながると考える。保育者養成カリキュラムに紙芝居をメディアとして導入する方法を検討していきたい。 そこで本研究は、保育者養成課程において紙芝居をメディアとして活用する方途を探る為に、養成課程にある学生の紙芝居とのかかわりの実態について調査することを課題とした。具体的には、本学に在学中の学生にアンケート調査を実施し、紙芝居が演じられるのを見た経験、自身で演じた経験、紙芝居について学んだ経験など、紙芝居とのかかわりをどのように経験してきたのかについて明らかにすることを試みた。 調査結果からは、多くの学生は、紙芝居を演じた経験をしていること、特に本学入学後における実習でその経験をしていることがわかった。しかし、演じた経験がある学生の割合に対して、演じ方について学んだ経験がある学生の割合は低く、紙芝居の作り方等紙芝居について学んだ経験は少ないことが明らかとなった。 本調査の結果をもとに、紙芝居を保育者養成カリキュラムにいかに位置付けていくかについて検討していきたい。
- 2010-12-20
著者
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