格子状に結合された発振器にみられる様々な位相反転波動の振る舞いについて(ポスターセッション)

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概要

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自然界には数多くの同期現象が存在する。例えば、東南アジアのホタルの集団発光、星の動き、船が起こす波の動きなどがある。また、噂や流行も同期現象の一種と考えられる。このように同期現象は数多くの分野で報告されており、また、多くの研究者の興味を引く分野と言える。我々は、van der Pol発振器を格子状にインダクタで結合し、定常状態において2つの位相状態が同相同期から逆相同期、または逆相同期から同相同期へ切り替わり続ける波動現象を発見した。これらの波動現象を位相反転波動と呼ぶ。本研究では、各発振器の結合係数と初期値、及び非線形の強度を変化させ、様々な位相反転波動の挙動を観測し、これら現象が発生する領域を調査する。さらに、各発振器瞬時周波数と、発振器間の位相差を用いて、各現象でみられる共通の性質である伝搬のメカニズムを解明する。
2010-07-26

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