Analysis of LSI Circuits Coupled with RCG Interconnects : Asymptotic Method
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概要
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一般に,高周波ディジタルLSI回路は多くの部分回路から構成されているが,ここでは,それらが互いにサブストレートRC回路で結合されているようなシステムについて考える.このようなLSI回路では信号の遅延やクローストークによるスイッチング誤動作が大きな問題となっている.この場合,サブストレートRC結合回路はRCG伝送線路でモデリングされ縮退化手法を用いて解析する必要がある.従来から,RCG伝送線路はモーメントマッチング法によって解析されているが,RCG伝送線路の極が原点から離れると極や留数の評価に大きな誤差が生ずる可能性のあることが知られている.そこで,本稿では,厳密な極と留数の計算方法に関する基礎的なアプローチと,それを用いた漸近的等価回路について報告する.これによって,SPICEとの親和性がよいシミュレータが開発されるであろう.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-06-17
著者
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西尾 芳文
徳島大学工学部
-
牛田 明夫
徳島大学工学部
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牛田 明夫
徳島文理大学工学部
-
山上 喜広
徳島大学工学部
-
山上 喜廣
徳島大学工学部電気電子工学科
-
阪口 英男
徳島大学工学部 電気電子工学科
-
服部 敦美
徳島大学工学部 電気電子工学科
-
山上 喜廣
徳島大学
-
服部 敦美
徳島大学工学部
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