寄生容量を含む非線形振動回路の定常周期解の解法
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概要
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本報告では寄生容量を含む非線形回路の定常状態応答を計算するために有効な時間領域における修正ニュートン法と割線法を基にしたアルゴリズムを提案する.すべてのバイポーラトランジスタとMOSFETはそれぞれの端子とグランドの間に小さな寄生容量を持ち,高周波においてはそれらの影響を無視できない.本アルゴリズムでは,定常状態に対応したキャパシタの初期電圧を計算することによって周期応答が求められる.我々はSPICEの過渡解析と交流解析という基本的な手段のみを使うシンプルなシミュレータを開発し,これは比較的大規模なICに効果的に適用することができる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-06-22
著者
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