van der Pol発振器を梯子状に結合した回路における伝搬される位相差と瞬時電力の関係

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概要

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自然界において、数多くの同期現象がみられる。これらは、電気回路でもみられ、工業的にも利用がなされている。我々は、発振器の結合系において、梯子状や環状、格子状と様々な結合状態から、定常状態で隣接した発振器間の位相状態が、同相同期から逆相同期へ、または逆相同期から同相同期へ切り替わり続ける現象を発見し、位相反転波動と呼び観測、及び解析を行ってきた。また、これら位相反転波動に至る過度状態の現象として、位相差が伝搬する位相波についても解析を行ってきた。位相波は消滅したり、位相反転波動に変化する。本研究では、12個のvan der Pol発振器をインダクタで梯子状に結合した回路にみられる、上記の位相波、及び位相反転波動の瞬時電力について観察、及び解析を行い、伝搬される位相差と瞬時電力の関係を明らかにする。
2011-06-23

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