短期入院欠測データの推定修復による入院リスク解析法
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概要
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4日免責入院の在院日数分布に,切断対数ロジスティック分布を用い,免責なしと免責ありの入院発生率を,この分布のパラメータを含む式で関連付けた。免責のない入院であれば,入院発生部分と在院日数部分とは分離して解析可能であるが,今回採用した方法だと,入院発生と在院日数の確率密度関数に連関が生じて,数式上確率密度関数は分離不能となる。入院率と在院日数とは,別個に解析できなくなり簡便性は毀損されるが,既契約として経験豊富な4日免責データから,免責なし入院の発生率と在院日数分布の推定が可能となるという大きな効用がある。入院発生と在院日数を含んだ尤度関数を作成し,最尤法によりパラメータ推定を行った。最終的に4日免責入院保障の既契約者集団を用いて,免責を考えない完全な入院の入院発生率と期待在院日数を求めることができた。
- 2010-03-17
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