在宅要介護者の社会的サポートの効果とQOLに関する研究 : 第2報

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概要

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J市とY町に居住する在宅要介護者の介護者の介護状況の実態,さらに社会的サポートが介護者のQOLに与える効果を明らかにすることを目的としアンケート用紙にもとつく訪問面接法で調査した.調査の結果から在宅要介護者の介護需要と社会的サポートとの関係をみるために,要介護者の身体的状態と関連のある食事摂取,睡眠,排便,失禁,褥創の5項目を点数化し介護需要度としJ市とY町で比較検討した.Y町では,保健・医療・福祉が一体化しているために,J市よりも在宅要介護者の介護需要を量と質から評価し,社会的サポートをすすめていた.そのためY町では家族以外で相談にのってくれる人として看護婦,保健婦,ホームヘルパーが評価されていた.両地域ともに現状の社会的サポートでは介護者の生活時間の確保や精神的負担を軽減するには至っていない状況であった.
新潟県立看護大学の論文

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