IVH患者の看護過程において判断に活用した情報の検討
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概要
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高カロリー輸液(以下IVHと略す)は24時間継続し,IVHに関わる看護婦の判断や対応の質が問われる。2つの総合病院の看護婦117人(A病院70人,B病院47人)に,IVH実施過程の判断に活用した情報と援助内容を調査し以下の結果を得た。1.両病院の回答者が看護した患者の疾患は,がんが最も多くA病院65.7%,B病院44.7%であった。病期はA病院はターミナルが48.6%,B病院は急性期34.0%であった。2.IVHの計画段階で主治医に参考意見を述べている看護婦は,A病院52.9%,B病院48.9%である。3.IVHの薬液交換前と輸液中の判断に活用した情報として,生体への影響を考慮した情報は,A病院の看護婦の方に多かった。3.ルート・トラブルや感染に関連した情報を把握していたのは,B病院の看護婦の方に多かった。4.ADLの維持のためヘパリンロックの適用はA病院の看護婦の方に多かった。
著者
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