特別養護老人ホーム入所申請に至る間の介護者の思いとサービス利用 : 介護者続柄別にみた特徴
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概要
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在宅における特別養護老人ホーム入所待機者の介護者-の訪問聞き取り調査により,申請に至る経過を介護者の続柄別に比較して示した.嫁介護者において申請に至る実感的介護期間が最も長く,次いで配偶者介護者だった.申請に至る間にサービス利用を導入していたのは嫁介護者や配偶者介護者で,実子介護者は申請直前,直後に利用開始する者が多かった.申請に至るまでの極限的状況として心中,親殺し,離婚などの言葉が語られたが,一方で「本人との心の交流」はすべての介護者において,その他「夫や家族の理解」,「サービス利用による休息」「同境遇者との交流」「病気への対応方法の理解」などがそのような状況を救っていることが示唆された.
- 日本老年看護学会の論文
- 2000-11-01
著者
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式守 晴子
東海大学健康科学部看護学科
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式守 晴子
聖隷クリストファー看護大学
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長谷川 喜代美
千葉大学看護学部
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石垣 和子
千葉大学看護学部
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石垣 和子
浜松医科大学
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長谷川 喜代美
浜松医科大学看護学科
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松村 幸子
浜松医科大学看護学科
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斉藤 一路女
浜松市発達医療総合センター
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大中 敬子
浜松市健康増進課
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大中 敬子
浜松市役所
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