ブラインド信号処理の最近の動向 : 超指数法と固有ベクトル法(<小特集>ブラインド信号処理の技術とその応用論文)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,ブラインド信号処理に関する方法が数多く提案され,研究活動が活発に行われている.ブラインド信号処理の最大の魅力は,信号源から混合信号を観測するセンサまでの伝達関数は未知でも,信号源からの信号(源信号)がそれぞれ統計的独立であり,ガウス分布からのずれや非定常性や有色性を表す統計量が利用できれば,複数の源信号が混合した混合信号だけから,もとの源信号を分離して取り出すことが可能になるというところであろう.このことから,音響信号処理,生体信号処理,通信などの幅広い分野でブラインド信号処理の技術が応用されることが期待されている.本論文では,まえがきでこれまでのブラインド信号処理の歴史を振り返りつつ,最近のブラインド信号処理の動向を簡単に紹介し,2.以降では,我々が取り扱ってきた超指数法と固有ベクトル法についての紹介を行う.また,最近明らかにした超指数法と固有ベクトル法の関係を示し,その関係をもとにして,超指数法と固有ベクトル法を融合した新たなアルゴリズムを紹介する.更に,紹介するアルゴリズムと従来の超指数法や固有ベクトル法とを比較することで,紹介するアルゴリズムの有効性に関して得られた検証結果も示す.
- 2009-05-01
著者
-
浅野 太
産業技術総合研究所
-
河本 満
産業技術総合研究所
-
河野 清尊
米子工業高等専門学校システム化技術教育・開発センター情報教育部門
-
井上 雄二郎
島根大学総合理工学部電子制御システムエ学科
-
井上 雄二郎
島根大学総合理工学部
-
井上 雄二郎
島根大学総合理工学部電子制御システム工学料
-
浅野 太
産業技術総合研究所情報技術研究部門
-
浅野 太
産業技術総合研 情報技術研究部門
-
河野 清尊
米子工業高等専門学校電子制御工学科
-
河野 清尊
米子工業高等専門学校
関連論文
- 波形の折れ線近似による低遅延・少計算量楽音符号化方式(信号処理・符号化・一般)
- 波形の折れ線近似による低遅延・少計算量楽音符号化方式(信号処理・符号化・一般)
- ヒューマノイドロボットにおける音響シミュレーションの検討
- ブラインド信号処理の最近の動向 : 超指数法と固有ベクトル法(ブラインド信号処理の技術とその応用論文)
- 一般化固有値展開を用いたセミブラインド音源分離
- 1Y-3 卓球スコア記録分析システムにおけるスコアデータ入力方式の比較検討(情報システムの分析・設計・評価,一般講演,コンピュータと人間社会)
- 反射板を用いた2本のマイクによる2音源の2次元位置推定
- ヒューマノイドロボットにおける音響シミュレーションの検討
- 視聴覚センサ情報の統合による音源追跡
- マイクロホンアレイとカメラアレイを用いた会議録コンテンツ作成システムについて
- ロボットにおける音源位置推定(ロボットにおける音響技術)
- 多人数インタラクションの工学的応用 : 認識・理解システムの構築とその利用について(ワークショップ,言語・非言語コミュニケーション及び一般)
- ヒューマノイドロボットHRP-2における音響情報と画像情報を統合したリアルタイム音声インタフェース(システム論文特集号)
- パーティクルフィルタを用いた移動音源の追跡技術
- マイクロホンアレイと音源定位を用いた会議録再生システムについて(立体音響・音場制御/聴覚/一般)
- ひずみ感と帯域感を考慮した楽音符号化方式の最適品質設計法(ネットワーク)
- 高次統計量の分布モデルを用いた音声・環境音識別法の検討(音声・音響処理)
- 高次統計量の分布モデルを用いた音声・環境音識別法の検討(音声・音響処理)
- EMアルゴリズムを用いた移動音源の追跡と分離に関する基礎的検討(音響と音声処理・音声強調,ロバスト音声認識,一般)
- EMアルゴリズムを用いた移動音源の追跡と分離に関する基礎的検討(音響と音声処理・音声強調,ロバスト音声認識,一般)
- 音を分ける
- 実環境における発話区間検出のための音響情報と画像情報の統合(音響と音声処理,音声強調,ロバスト音声認識)
- 重畳区間の推定情報を用いたHMM合成に基づくロバスト音声認識の検討(音響と音声処理,音声強調,ロバスト音声認識)
- 実環境における発話区間検出のための音響情報と画像情報の統合(音響と音声処理,音声強調,ロバスト音声認識)
- マイクロフォンアレイを用いた音環境の見守りによる非日常音と危険状態の検出システム(ユビキタス・センサネットワークの要素技術,コンテクストの抽出,スマートスペース,ユビキタス生活支援,一般)
- 米子高専情報教育施設の管理と運用
- 米子高専校LANシステムの管理・運用(第3報)〜校内ギガビットネットワークシステムの導入について〜
- 米子高専情報処理センターの管理・運営(第12報 平成12年度)
- 非常信号配信機構を有する屋内自律型測位システムの設計と実装
- 非常信号配信機構を有する屋内自律型測位システムの設計と実装
- 利得適応型AR-HMM分解法を用いた音響モデルの雑音適応化の検討(音響と音声処理,音声強調,ロバスト音声認識)
- 利得適応型AR-HMM分解法を用いた音響モデルの雑音適応化の検討(音響と音声処理,音声強調,ロバスト音声認識)
- マイクロフォンアレイを用いた音環境の見守りによる非日常音と危険状態の検出システム(ユビキタス・センサネットワークの要素技術,コンテクストの抽出,スマートスペース,ユビキタス生活支援,一般)
- 適応的なロバストSuper-Exponential法を用いた瞬時混合ブラインド音源分離(研究速報)
- 周波数領域BSSに対するSEMと参照信号EVA(アレー信号処理・音響計測/一般)
- 移動音源存在時のブラインド音源分離に対する一解決法
- 多元有色信号源FIR伝送路に対するブラインド収縮法
- A-10-7 移動音源存在時の指向性マイクを利用したブラインド音源分離
- 音源分離における指向性マイクの有効性
- 分離パラメータ収束点推定を用いた源信号分離の収束性能の向上
- D-14-12 3音源混合信号からの源信号分離
- D-14-11 独立成分分析を用いた音源分離の性能評価
- ブラインド分離法を使って混合信号から興味がある1つの信号を分離する方法
- A-4-17 ブラインド分離法を用いて興味がある1つの信号を混合信号から分離する方法
- 周波数領域で行うブラインド分離の一手法
- 周波数領域で行うブラインド分離の一手法
- 独立成分分析
- 時空間的に混合した非定常信号のブラインド信号分離
- 焦電型赤外線センサアレイを用いた一測位方法
- ISM帯無線通信によるパーティクルフィルタを用いた頑健な屋内自律型測位システム
- Q&Aコーナー(コーヒーブレーク)
- コヒーレントサブスペース法を用いたアレイ信号処理による音声強調
- 男子寮の女子寮への改築に伴う問題点と寮生指導--学生寮指導報告平成8・9年度
- エコーキャンセラの残留エコー特性測定に用いる信号の検討
- エコーキャンセラの残留エコー特性測定に用いる信号の検討
- 環境音モデルとHMM合成による音声区間検出法の文章発話への適用
- 環境音モデルとHM合成による音声区間検出法の文章発話への適用
- 環境音モデルとHMM合成による音声区間検出法の文章発話への適用
- 環境音モデルとHMM合成を用いた文章発話に対する音声区間検出の検討
- 重畳区間の推定情報を用いたHMM合成に基づくロバスト音声認識の検討(音響と音声処理,音声強調,ロバスト音声認識)
- 環境音モデルとHMM合成を用いた音声区間検出法の音声認識への適用
- ひずみ感と帯域感を考慮した楽音符号化の最適品質設計法(マルチメディア通信とQoS, VoIP, ストリーミング, 一般)
- ひずみ感と帯域感を考慮した楽音符号化の最適品質設計法
- 実環境における複数音のブラインド分離
- 実環境における複数音のブラインド分離
- 周波数領域で行うブラインド分離の一手法
- 時間遅れを考慮した非定常信号のブラインド信号分離
- 音響情報と画像情報の統合による発話区間検出 : 基本的なコンセプト
- 話者位置推定のためのベイジアンネットによる音響情報と画像情報の統合
- SVMを用いた音源数推定の音源分離システムへの応用
- 隠れマルコフ網と逐次状態分割法を用いた環境音のモデル化の検討
- 隠れマルコフ網と逐次状態分割法を用いた環境音のモデル化の検討
- 音源分離におけるSVMを用いた音源数推定法について
- 音源分離におけるSVMを用いた音源数推定法について
- Kirchhoff-Helmholtz 積分方程式に着目した状態フィードバック制御による反射音抑圧手法の提案
- ブラインド信号分離における音源数推定法について
- 符号化音声の客観品質評価に用いる擬似音声の有効性
- 残留エコー特性の客観測定に用いるテスト信号の比較
- 楽音波形の折れ線近似に基づくVariable bit-rate符号化の一検討
- 帯域とビットレートを考慮した楽音符号化品質設計法
- 3. ICAによる音響信号の分離(見分ける,聞き分ける)
- 実音響環境における音響シーンデータの収集
- D-14-36 RWCP実環境音声・音響データベース
- 実環境における音響シーンデータベースの構築
- 一般化固有値展開を用いたセミブラインド音源分離
- 反射のある音場における信号分離 (独立信号分析と信号分離の基礎)
- 反射のある音場における信号分離 (独立信号分析と信号分離の基礎)
- 楽音波形の折れ線近似 Variable bit-rate 符号化方式の適応量子化による品質改善
- TD-2-2 実環境における音声信号のブラインド分離
- 実環境における複数音のブラインド分離
- 高次Cumulantを用いたアレイ信号処理
- 近頃, 思うこと
- サブスペース法に基づいたアレイ信号処理による音声強調手法
- 分割構造を持つGriffiths-Jim型適応ビームフォーマについて
- RLS適応ビームフォーマの実装に関する検討
- ISM帯無線通信によるパーティクルフィルタを用いた頑健な屋内自律型測位システム
- マイクロフォンアレイを用いた音環境の見守りによる非日常音と危険状態の検出システム
- RO-006 住宅周辺における非日常音検知技術の適用と評価(安心・安全,O分野:情報システム)
- D-20-5 焦電型赤外線センサアレイを用いた熱源移動追跡方法(D-20.情報論的学習理論と機械学習)
- D-12-9 音環境計測による環境音理解に関する手法(D-12.パターン認識・メディア理解A(パターンメディアの認識・理解・生成),一般セッション)