重畳区間の推定情報を用いたHMM合成に基づくロバスト音声認識の検討(音響と音声処理,音声強調,ロバスト音声認識)
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概要
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本稿では,音声と環境音の重畳区間情報を検出し,その情報をHMM合成に基づく音声認識に適用する手法を提案する.提案法は,環境音が重畳した音声に対して2段階のビタビアライメントを実行し,重畳区間,重畳している環境音の種類およびそのSN比といった重畳区間情報を検出する.そして,検出した重畳区間情報に従って,フレーム単位でクリーンな音声モデルと重畳モデルを切り替えることによって認識を行う.提案法の有効性を評価するために連続単語認識実験を行った.その結果,提案法の単語認識率は,マルチパスモデルに比べて最大19.5 %改善することが分かった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-04-17
著者
-
浅野 太
産業技術総合研究所
-
大須賀 洋
筑波大
-
井坂 直人
筑波大学大学院システム情報工学研究科
-
大須賀 洋
筑波大学第三学群情報学類
-
山田 武志
筑波大学電子・情報工学系
-
北脇 信彦
筑波大学電子・情報工学系
-
井坂 直人
筑波大
-
浅野 太
産業技術総合研 情報技術研究部門
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