反射のある音場における信号分離 (独立信号分析と信号分離の基礎)
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概要
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部屋などにおいて複数の話者や音楽ソースなどが混在する環境で,その環境に存在する信号を分離することは,一般に難しい.本稿では,信号分離を難しくする要因の一つである部屋の反射について,ブラインド信号分離の枠組みにおける信号のモデル化,及び反射音の影響を検討する.信号を観測する時間窓内の反射を初期反射,窓外の反射を残響として区別し,それぞれについて異なるアプローチを取る.残響に対しては,アレイ信号処理をブラインド処理の枠組みの中で併用することで,遅延和アレイと同等の除去効果が得られる.また,初期反射については,従来のブラインド分離の手法で対処可能である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-04-20
著者
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