スプリントを成型する際にかける圧力の特徴 : 熟練作業療法士と作業療法学専攻学生の比較から
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概要
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本研究では、スプリント製作が未経験である作業療法学生に見られた誤り動作、すなわち、「スプリントに指跡が残るほど強い力を加える」「肢位を崩す程の強い力で添わせる」等の動作から導かれた仮説「初心者が成型初期に手部掌側面にかける圧力は熟練者と比較して高い」を検証することが目的であった. この目的を達成するため、スプリント製作に熟練した作業療法士20名と作業療法学生29名を対象に、ニッタ社製把持力分布測定システム「グローブスキャンシステム」を使用し、成型中にかける圧力を経時的に測定した. そして、熟練者と初心者が手部掌側面にかけた圧力を抽出し、比較検証を行った. その結果、熟練者に比べ初心者が有意に高い圧力をかけていることが明らかになり、仮説は立証された. 今後は、本研究で測定した圧力を手の区分別に抽出し、熟練者と初心者を比較すること、および、各々がどの区分に圧力をかけているのか区分別の比較を行うことにより、熟練者と初心者の特徴をより明らかにしていきたいと考える.
- 四條畷学園大学の論文
著者
-
宮口 英樹
広島大学大学院保健学研究科
-
日垣 一男
大阪府立大学総合リハビリテーション学部作業療法学専攻
-
高畑 進一
大阪府立大学総合リハビリテーション学部作業療法学専攻
-
巽 絵理
四條畷学園大学リハビリテーション学部
-
西川 智子
四條畷学園大学リハビリテーション学部
-
川上 永子
四條畷学園大学リハビリテーション学部
-
日垣 一男
大阪府立大学総合リハビリテーション学部
-
日垣 一男
岸和田市立岸和田市民病院 リハビリテーション科
-
高畑 進一
大阪府立大学総合リハビリテーション学部
-
巽 絵理
四條畷学園短期大学リハビリテーション学科
-
宮口 英樹
広島大学 大学院保健学研究科
-
川上 永子
四條畷学園大学 リハビリテーション学部
-
川上 永子
四條畷学園大学
-
西川 智子
大阪府立大学総合リハビリテーション学部
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