模擬授業を重視した情報科教育法の授業実践

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概要

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情報科教育法の授業において、学習者は高校や大学で情報に関する授業を受けているものの、授業実践を前提に学んでいるわけではなく、授業のイメージが湧かないことが多いのが現状である。しかし、教育実習を控えた学習者にとって、情報科教育法は準備する上で不可欠な科目である。限られた時間のなかで、知識と高いコンピュータ技術の習得だけでなく、授業を実践する基本的な考え方を身につけさせるためには、授業方法を工夫する必要がある。実際に授業を設計・実施・評価できるようにするには、教員の指導のもとに学習者が授業を設計し、模擬授業を行ない、自己評価、他者評価を通して、学習者相互に良いところを吸収し、授業スキルを上げることが効果的と考えられる。本稿では模擬授業の実施方法に「自己と他者の比較から学ぶ」という工夫を加えた授業実践を報告する。

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