クレペリン検査負荷による酸化ストレスへの影響

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
【目的】精神的ストレスは各種疾病発症要因の一つとされるが、その機序は未だ明らかではない。計算作業である内田クレペリン検査負荷を用い、血中酸化ストレス度変化との関係を検討した。【方法】対象はボランティア46人(女性42名、男性4名)、年齢21.9±2.4歳(Mean±SD)。安静後に血圧、心拍数と酸化ストレス測定を行い、内田クレペリン検査を実施した。検査終了時に同項目を測定した。内田クレペリン検査から計算量と誤謬量を求め、計算量と誤謬量比率を誤謬率とした。酸化ストレス度は毛細管血20μlを採取し、クロモゲンと混和し、吸光度法でヒドロペルオキシドとして測定した。【結果】酸化ストレス変化と計算量、血圧変化、心拍変化の間には有意な相関を認めなかった。酸化ストレス変化と誤謬量、誤謬率の間に有意な正の相関を認めた。【総括】精神的ストレスが酸化ストレス度を増加させる可能性が考えられる。

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク