改良PayWord方式の効率化検証(オフィスインフォメーションシステム、Webシステム及び一般)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
代表的な小額決済方式であるPayWord方式には、ユーザによる証明書の濫用攻撃などの脆弱性があり、足立らはこれらの攻撃を防ぐ改良方式を提案している。これに対して、著者らは足立らの方式で銀行によるユーザの本人確認にRSA署名を使用していた部分を、MACで代用し、また新たなハッシュ連鎖作成を行うことにより、安全性を低下させずに計算量を削減することが出来る改良PayWord方式を提案した。今回、提案方式と足立らの方式を、ユーザ、商店、銀行をそれぞれ異なる計算機で実装し、ハッシュ連鎖の形を変えた複数のパターンで、計算時間や通信時間の計測を行い、提案方式と足立らの方式の性能評価を行った。また、性能評価を通して、この提案方式により運用コストを削減することが出来ることを示すと共に、安全性の低下が確認されなかったことを報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2008-02-29

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク