検索クエリ中のワイルドカードを秘匿する隠れベクトル暗号システム
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概要
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検索可能暗号とは,復号権限を持つユーザが暗号文に対してキーワードなどによる検索を実現する暗号方式である.特に,キーワード検索のみを対象としていた従来の方式と比較して,より柔軟な検索を実現する方式として隠れベクトル暗号方式を用いた手法が提案されている.この隠れベクトル暗号方式を用いた手法により,大小比較検索や部分集合検索などが可能となった.しかし,これらの方式では検索クエリ情報からどの検索属性にワイルドカードが割り当てられているかという情報が漏洩し,その情報から検索内容に関する情報が漏洩する危険性があることが指摘されている.このことは暗号文書そのものの属性情報が漏洩してしまうことにもつながりうる.そこで本論文ではIovinoらの方式に着目し,合成数位数の群上で定義される双線写像を用いることで検索クエリ中のワイルドカードを通信路上の盗聴者に対して秘匿できることを保証可能な方式を提案する.
- 2011-09-15
著者
-
岡本 栄司
筑波大学
-
満保 雅浩
筑波大学大学院システム情報工学研究科
-
岡本 栄司
東邦大学理学部
-
満保 雅浩
金沢大学
-
秋山 浩岐
筑波大学|現在,日立ソリューションズ株式会社
-
秋山 浩岐
筑波大学|現在 日立ソリューションズ株式会社
-
岡本 栄司
筑波大学システム情報系
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