ゲートウェイ型しきい値パスワード鍵共有の構成に関する一考察(セキュリティ,一般)
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概要
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クラウドにおいて認証は重要な技術の1つであり,短く覚えやすいパスワードを秘密鍵として使える性質はどこでも利用できるというクラウドの利点との親和性が高い.その一方でEuropean Network and Information Security Agency (ENISA)は,悪意のあるプロバイダの存在が社会的影響の大きな脅威であると指摘しており,つまり,認証サーバの不正を問題として挙げている.Abdallaらのゲートウェイ型しきい値パスワード鍵共有はこの問題に対するアプローチであり,パスワードをしきい値暗号にて暗号化することで認証サーバに対するパスワードの漏えいを防いでいる.しかしながら,悪意のあるプロバイダの脅威を鑑みると,認証サーバによるシェアの改ざんなどがあり得るため,パスワードの秘匿性だけでは不十分である.本稿では悪意のあるプロバイダが存在した場合に考えるべき安全性要件を整理し,また,その安全性を証明可能なゲートウェイ型しきい値パスワード鍵共有を構成する.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-07-11
著者
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