有向グラフに対する推移署名方式の構成法(ブロードバンドモバイル時代における基礎技術)(情報通信サブソサイエティ合同研究会)
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概要
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2002年にMicaliとRivestによって提案された推移署名方式は,グラフで表現できるデータに対するディジタル署名方式であり,推移性を有することが特徴である.Micaliらは,無向グラフにおいて具体的な推移署名方式を幾つか提案しており,それらの方式の安全性の根拠が現在までに解明されている.Micaliらは,また,有向グラフにおける構成方法は未解決問題であるとしており,著者の知る限り,有向グラフにおいて安全性が解明された方式は,現在までに知られていない.本論文では,有向グラフに対する推移署名方式の定義,並びに,具体的な構成方法を示し,提案方法が離散対数問題の困難さの仮定のもとで,適応的選択文書攻撃に対して,推移性により求められる署名を除いて存在的偽造不可能となることを明らかにする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-03-09
著者
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満保 雅浩
筑波大学大学院システム情報工学研究科
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満保 雅浩
東北大学大学院情報科学研究科情報基礎科学専攻
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静谷 啓樹
東北大学大学院情報科学研究科情報基礎科学専攻
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笹邊 俊介
東北大学大学院情報科学研究科
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磯辺 秀司
東北大学大学院情報科学研究科
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磯辺 秀司
東北大大学院情報科学研究科
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静谷 啓樹
東北大大学院情報科学研究科
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静谷 啓樹
東北大学大学院情報科学研究科
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満保 雅浩
東北大学大学院情報科学研究科:東北大学情報処理教育センター
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