卵重による鶏卵価値の推定

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概要

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不連続変異を示す市場卵価格を多項式を用い,連続変異である鶏卵価値に変換する試みを行った。北海道における1992年から1994年にわたる6段階の卵サイズ(卵重)別の卵価格をデータとして用いた。モデルの適合度は,いずれの年においても高く,その決定係数は0.997から0.999が推定された。それ故に,変換された卵価値はその卵の卵重からより厳密にその価値を予測するものであり,個々の産卵鶏の生物学的価値に関連することが期待される。変換した卵価値と産卵数とから算出される卵による収益は,各個体の卵重と産卵数とによる指数と考えることが可能である。また,この卵による収益は,どの産卵ステージにおいても簡単に算出することができ,産卵数と卵重による総合的な鶏の遺伝的メリットを改善するために,多段階的な選抜に応用が可能であろう。
帯広畜産大学の論文
1997-10-31

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