一般家庭における室内・屋外の二酸化窒素、ホルムアルデヒドのフィールド調査

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概要

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横浜市内の108世帯について、パッシブサンプラーを用いて、夏期および冬期、室内の台所・居間・主婦の個人曝露量、屋外の二酸化窒素とホルムアルデヒド濃度を測定した。その結果、室内の二酸化窒素濃度・ホルムアルデヒド濃度ともに台所・居間・主婦の個人曝露量は、冬期濃度が夏期濃度に比べ有意に高値であった。また冬期における主婦の台所滞在時間が長いほど個人曝露量は高かった。さらに住宅構造の気密性が高いほど居間の二酸化窒素濃度は高く、暖房器具の燃焼ガスを排気する排気型暖房器具使用群が、非排気型暖房機使用群に比べ、居間の二酸化窒素濃度は低値を示した。室内の居間のホルムアルデヒド濃度は住居の建築後年数が長くなるにつれて、低値を示した。以上の結果から室内空気汚染を防止するためには発生源の除去または改良、室内の換気が重要であると考えられる。

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