新潟県内で勤務する認定看護師数と施設における認定看護師教育へのニーズ
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概要
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本研究では、2007年7月に新潟県内の病院、診療所、介護老人保健施設(計401施設)で勤務する認定看護師数と認定看護師研修受講予定状況を調査した。また47都道府県の看護師数(人口10万対)対する認定看護師数、認定看護師数と教育機関数との関連性について分析した。その結果、新潟県の37施設で43人の認定看護師が勤務していることがわかった。また認定看護師数と教育機関数との間には正の相関関係認められた(r=0.848 p<0.001)。認定看護師の増加の背景には、看護に関連した診療報酬改定、病院機能評価、認定看護師教育のための補助金制度があり、認定看護師教育機関が勤務地近くに存在することが重要な要素になっていると考えられた。今後さらに需要が高まると予測される認定看護師を育成し、専門的な看護を提供できるようにするには、近県に教育機関を設立すること、施設が研修費用を補助すること、認定看護師の資格取得後は独立したポジションで活動できる職場環境を整えることが必要である。
- 2009-03-10
著者
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長谷川 秀隆
新潟青陵大学看護福祉心理学部看護学科
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中村 圭子
新潟青陵大学看護福祉心理学部看護学科
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五十嵐 愛子
新潟青陵大学看護福祉心理学部看護学科
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中村 圭子
新潟青陵大学看護学科
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五十嵐 愛子
新潟青陵大学看護学科
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五十嵐 愛子[他]
新潟青陵大学看護福祉心理学部看護学科
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