臨地実習におけるアセスメント指導に関する一研究(その1) : 学生の躓きとその要因の分析
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概要
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本研究では、老年看護学実習の記録と行動を分析し、アセスメントにおける学生の躓きとその要因を検討した。躓きは、1)情報の欠如、2)情報の具体性の欠如、3)情報の誤認、4)判断の混入、5)無関係な情報の混入、6)関連情報の見逃し、7)分析の欠如、8)ステレオタイプ化・決めつけ、9)論理的飛躍、10)看護の意図が独りよがり、11)判断の誤りに分類された。躓きの要因には、アセスメントの論理性を支える要因と取り組みを支える要因があり、前者は1)アセスメントの考え方、2)コミュニケーション能力、3)観察力、4)分析力、5)知識、6)看護観、後者は1)健康状態、2)学習意欲、3)人への関心、4)生活状況、5)自己概念、6)自己効力感、7)認識傾向であった。「アセスメントの考え方」と「知識」はアセスメントの全段階に関与し、躓きの連鎖を生じやすい。それを食いとめるためには、アセスメントの初期段階で躓きを紐解き、個々の躓き要因に対処することが重要と考えられた。
- 2007-03-10
著者
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柄澤 清美
新潟青陵大学看護福祉心理学部看護学科
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中村 圭子
新潟青陵大学看護福祉心理学部看護学科
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荒井 淑子
新潟青陵大学看護学科
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中村 圭子
新潟青陵大学看護学科
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柄澤 清美
新潟青陵大学看護学科
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