臨地実習におけるアセスメント指導に関する一研究(その2)教員が評価に用いている情報とその関連のさせ方
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概要
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This paper examines the formative assessment for the individual practice guidance. The information employed by three teachers for assessment and their ways to relate those information with assessment are compared and analyzed here. As the result, the following points emerge; (1) A useful assessment is made by evaluating not only the explicit records and behaviors of the students, but also the thoughts and abilities which the record and the behavior are derived from. (2) In order to find such thoughts and abilities, a hypothesis verification approach is adopted. (3) To enable such assessment, there need to exist a good relationship through which a student is encouraged to disclose oneself to a well-prepared teacher.本研究は、臨地実習のアセスメント指導において3人の教員が評価に用いている情報やその関連のさせ方を比較・分析し、形成的評価について検討したものである。その結果、指導に生かされる形成的評価は、表出された記録や言動だけでなく、そこにいたる思考や能力を含めて着目することにより導かれていた。また、学生の表現されていない思考や能力を読みとるためには仮説検証的な見方を要していた。そして、そのような評価には学生の自己開示を促進し受けとめられる関係が要件となっていた。
- 新潟青陵大学の論文
- 2007-00-00
著者
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