出入港操船の危険度評価と操船支援情報の効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Ship handling for leaving and entering port is very difficult and dangerous because a mariner needs to operate many devices and the area is restricted by a lot of elements. The mariner must control own ship's motion in line with the planned course. But the skill levels of young officers are low for lack of experience. So it is too difficult for them to control the ship's motions when her speed is low. In this paper, we proposed a new system to evaluate the risk of collision or grounding in harbour. This system based on the idea of potential area of water (PAW) can show the risk of ship handling using objectively time to collision (TTC). According to the result of experiment with ship handling simulator, it is proved that this system is useful for not only risk assessment but also supporting information for controlling a ship's motions. Several important conclusions are drawn as follows : (1) The result of risk assessment shows the level of skill in ship handling of the mariners. There are a lot of differences in the difficult situation. (2) The effects of training for cadets can be evaluated by comparing the result of each experiment. (3) A safe navigation can be carried out if the mariners, especially the young officer who are short of experience made full use of the information supplied by this system.
- 社団法人日本航海学会の論文
- 2003-09-25
著者
-
瀬田 広明
鳥羽商船高等専門学校商船学科
-
井上 欣三
神戸大学
-
世良 亘
神戸大学大学院海事科学研究科
-
井上 欣三
神戸商船大学
-
瀬田 広明
鳥羽商船高専
-
広野 康平
神戸商船大学商船学部
-
世良 亘
神戸商船大学
-
広野 康平
神戸大学
関連論文
- 魚眼レンズを用いた自船周りの映像表示技術
- こませ網漁船と一般航行船舶の離隔距離に関するこませ網漁業者意識のモデル化
- 予測ESモニタによる操船者の避航操船行動に対する効果について
- 操船行動における情報価値の定量評価
- 押しボタン式AIS用航海状態入力装置の開発
- 阪神・淡路大震災の教訓 : 海からの視点で考える
- 遅れ時間を伴う平面運動への人間の追従性
- 操船中における転心の位置推定とその特性分析に関する研究
- 着桟操船のガイドライン設計に関する一考察
- 三大湾の海上交通解析 : AIS搭載船の操船困難度評価
- こませ網漁船と一般航行船舶の離隔距離に関するこませ網漁業者意識のモデル化
- 錨泊における走錨検知に関する基礎的研究
- 船舶航行の安全性向上効果の定量的評価方法(IAIN2003)
- 地震災害と海上交通 (船舶気象講演会特集)
- 地震災害と船舶の活用 : 阪神大震災における船舶の活用実態と問題点
- 地震災害と船舶の活用 : 阪神大震災における船舶の活用実態と問題点
- 操船シミュレータによる教育・訓練法の提案
- 操船技術の要素技術展開について
- 私が見つけた5つの教訓 : (阪神・淡路大震災)
- 大型船の前進制動中におけるタグボートの運動不安定性と制動能力について(Asia Navigation Conference)
- CPP装備船のピッチゼロ時の船首振れについて-II : 風外力下におけるピッチゼロ後の船首振れ現象推定モデル
- CPP装備船のピッチゼロ時の船首振れについて-I : ピッチゼロ時の転舵効果とその可視化
- 避航操船環境の困難度-II : シミュレーションによる評価に向けて
- カッター用木製オールの再利用に関する研究
- 陸上における練習船「鳥羽丸」の航行管理システムの開発
- 統計値と水域形状を用いた交通環境のマクロ的評価
- コースラインの自動設定に関する研究-III : 可航水域の形状からの設定手法
- 水域環境のマクロ的評価手法に関する研究 : ボロノイメディアルアキスを利用して
- 作業区域が海上交通流に与える影響
- 操船者の危機感に基づく操船環境と交通環境の同時評価法
- 操船者の危険感に基づく操船環境の評価 : 評価指標としての環境ストレス値の定義
- 定常旋回中におけるCPP船の急速停止実船実験
- B-2-1 海上交通流調査のためのレーダとAISデータ収集システム(B-2.宇宙・航行エレクトロニクス,一般セッション)
- 日本における新しい海事社会のあり方に関する提言(Asia Navigation Conference)
- 架橋建設計画における橋脚幅の検討
- 海事分野におけるe-Learningの構築
- 船舶運動特性(遅れ時間系)への人間の追従性に関する基礎研究
- 荒天時港外錨泊の安全性評価モデル
- 荒天時避泊を考慮した港湾施設整備計画法
- 荒天時港内係留の安全性評価の方法について
- 台風時における船舶避泊経費について
- 荒天時船舶の港内避泊選好基準について
- 海上交通の安全を考慮した橋脚配置の設計評価と航行安全対策の効果検証
- 不安全操船状態評価の海上交通流シミュレーションへの適用
- 来島海峡航路における乗揚海難発生率と不安全操船状態発生頻度との対応について(Asia Navigation Conference)
- 来島海峡航路における乗揚海難発生率と不安全操船状態発生頻度との対応について
- 来島海峡航路における不安全操船状態の発生傾向と海難発生傾向との対応
- 不安全操船状態を指標とする操船の安全性評価モデル
- 2-1不安全操船状態を指標とする操船の安全性評価モデル
- 海上交通安全評価のためのガイドライン策定に関する研究-III : 困難性評価とヒューマンファクター
- 港域内アンカレッジの適正規模配置に関する研究 : 港域内船舶流動シミュレーションによる評価(1995年日中航海学会学術交流会)
- 港域内アンカレッジの適正規模配置に関する研究 : 港域内船舶流動シミュレーションによる評価
- B04 小型船舶の舵角サーボ系に対するスライディングモード制御(OS6 非線形制御理論とその応用1)
- 541 モデル追従型スライディングモード制御による小型船舶の舵角サーボ系
- 126 教習艇「あさま」に対する舵角サーボ系の開発(OS4-1,OS4 ロボット・メカトロニクス)
- 110 船舶における救急患者搬送用座席のセミアクティブサスペンション(OS1-2,OS1 振動解析・モデリング・制振)
- C26 船舶の針路制御に対するモデル追従型スライディングモード制御(OS13-2 一般-2)
- B-2-16 高速無線通信を使った船舶間の情報共有の可能性について(B-2.宇宙・航行エレクトロニクス,一般セッション)
- VHF無線電話通信から見た伊勢湾の海上交通状況
- AISとARPA情報を併用した海上交通観測手法の開発
- AISを用いた海上交通のリアルタイム解析 : ESモデルによる操船困難性評価
- 潜在的操船水域の概念に基づく操船支援情報の設計
- 商船学科の新たなPR活動について
- 出入港操船の危険度評価と操船支援情報の効果
- アプローチ操船時の速力低減ガイドラインに関する研究
- 練習船鳥羽丸と地域社会への貢献
- 研究生活を振りかえって(学会あれこれ〜私と航海学会)
- 安全管理の科学的技法--予防安全の実践
- 直線水路航行における昼夜操船困難性の比較評価
- 備讃瀬戸海域における込瀬網漁船の操業環境評価および一般航行船舶の航行環境評価の基礎的研究
- 小障害物の存在に適用できる不安全操船モデルの他船との衝突リスク評価への適用性の検討
- 操船者の危険感に及ぼす昼・夜の影響について-II. : 他船との接近に対する危険感
- 橋脚下航行時における操縦負荷の増加と操船困難性の軽減の関係について
- 昼・夜における操船危険感の相違について(Asia Navigation Conference)
- 操船者の危険感に及ぼす昼・夜の影響について-I : 護岸への乗り揚げに対する危険感
- 小障害物の存在に適用できる不安全操船モデルを用いた屈曲航路における橋脚配置の評価について
- 交通量を考慮した航路幅の決定について-II
- 風圧影響下における変針操船支援情報に関する研究
- 船舶管理監督(S.I.)の能力への期待に対するギャップ・アナリシス
- 狭水道・海峡の安全性における定量的格付け評価に関する研究
- 備讃瀬戸海域における海難実態の基礎的分析
- 交通量を考慮した航路幅の決定について
- 小障害物の存在に適用できる不安全操船モデルの改善とその応用について
- 風圧影響下におけるアプローチ操船支援情報に関する研究-II.
- 操船困難性の観点から見た橋脚配置に関する研究
- 風圧影響下におけるアプローチ操船支援情報に関する研究
- 海運会社における船員能力への期待に対するギャップ・アナリシス
- 潜在環境負荷と残存環境負荷の関係について-III. : 輻輳交通流における数量関係に関する検討
- 2005A-G7-12 BRM訓練効果の測定について : 意識変化評価から定着度評価まで(一般講演(G7))
- 2005A-G1-20 船舶の橋梁下通航安全性に関する研究(一般講演(G1))
- 架橋下通航における操船者の行動に関する研究-II : 操船行動モデルの汎用化
- 潜在環境負荷と残存環境負荷の関係について-II : 交差航路における数量関係に関する検討
- 一方通航型水路における速力規制のあり方について
- 海事教育と海事社会の変遷と連鎖
- 予測ES値を用いたBRMインストラクタへの情報支援
- 1317 小型船舶の舵角サーボ機構に対するスライディングモード制御系のチャタリング低減(GS4-3 計測・制御,オーガナイズドセッション:9 マイクロスケールの流動現象および複雑流体の流れ)
- 1313 簡易操船シミュレータによる小型船舶の操縦性評価(GS4-2 計測・制御,オーガナイズドセッション:9 マイクロスケールの流動現象および複雑流体の流れ)
- 1312 操船シミュレーションソフトウェアによる小型船舶の操縦性の分析(GS4-2 計測・制御,オーガナイズドセッション:9 マイクロスケールの流動現象および複雑流体の流れ)
- 簡易型AISの小型艇への導入と既存船での対応について : 「最先端海上交通観測システム」の活用
- 簡易型AISの小型艇への導入と既存船での対応について : 「最先端海上交通観測システム」の活用