北海道におけるコバノヒルムシロの再発見と分布記録の整理
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概要
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Although all recent Japanese floras had recognized Potamogton cristatus Regel et Maack as a species distributed in Honshu and Kyushu but not in Hokkaido, we found this species in Kamihoromui, Iwamizawa city of central Hokkaido in 2000. A careful reexamination of early floristic reports and herbarium specimens clarified that P. cristatus was once collected at Sapporo city of central Hokkaido by Dr. K. Miyabe in 1901 and its presence in Hokkaido was reported by Miyabe and Kudo (1931). Thus, the present report is a rediscovery of P. cristatus in Hokkaido after about a century. Other previous floristic reports which admitted the presence of this species in Hokkaido, were not based on any reliable herbarium specimens.
- 日本植物分類学会の論文
- 2004-02-29
著者
-
高橋 英樹
北海道大学総合博物館
-
持田 誠
北海道大学大学院農学研究科植物体系学分野
-
片桐 浩司
株式会社セ・プラン環境部
-
高橋 英樹
The Hokkaido University Museum
-
持田 誠
北海道大学総合博物館
-
持田 誠
北海道大学大学院農学研究科植物体系学分野:(現)北海道大学総合博物館
-
持田 誠
北大 北方生物圏フィールド科セ 植物園
-
持田 誠
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園
-
Takahashi Hideki
Hokkaido Univ. Museum Sapporo Jpn
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