ワトソン記号プログラムにおける構音検査・訓練の問題点

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概要

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構音検査を含む論文の多くが,評価,評価者について明記されず,評価の信頼性が疑われる。評価の信頼性は,構音された音を正・不正に分ける二分法と誤りの型等に分けていく細かい分類といった評価方法における評価者の一致度,被験者がどの程度のレベルを持って構音をしているのかといった被験者の状態への依存性に左右される。特に,あいまい音の多い重度精神遅滞児等を被験者とした場合の信頼性については,今後の研究課題となる。評価の信頼性は,また,評価者についての信頼性,評価者の条件も関係する。被験者の状態が難しい状態にあればあるほど,訓練を受けた評価者が必要とされ,検査者側への厳しい条件がでてくる。以上の点からみて,構音の即時評価,即時強化といった訓練は,利用上検討されるべきである。
横浜国立大学の論文
1984-10-30

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