N式実力反映型多肢選択試験に対する受験者側の評価

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概要

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我々は解答に対する確信度を加えた新しい解答方法(N式)を考案し,実施してきた。N式では受験者が解答に自信があるときは答えを一つ,自信がなく迷うときは正しいと思う方から順位をつけて二つの答えを記入させた。その際,正答の場合,配点に差をつけることを明記した。2004年2月の定期試験期間中にA短大看護学科の1年生85名,2年生77名に無記名で,N式についてのアンケート調査を行なった。回収率は100%であった。解答に迷ったとき二つの答えを選べることには91.3%が賛成であった。解答を-つにするか二つにするか決断しにくいのが46.9%,二つの答えを選ぶときの所要時間は短くて済むのが43.5%であった。N式は知識の確実性を自己評価する機会になると答えたのが64.6%であったのに対し,実力が反映される方式であると認めているのは,予測に反して37.0%であった。そのほか配点などについては基本的には現行の方法が支持された。
藍野大学の論文
2006-03-31

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