乳幼児期における母親の育児問題 : 乳児期の発育発達と母親の育児問題との関係

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概要

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N区おける3ヶ月,1歳6ヶ月,3歳児の母親696人を対象に母親が抱えている育児問題とそれらの発生要因について検討した。母親の育児歴や育児の協力者の有無,児の月齢,生活状況などにより母親の抱える悩みは様々であった。これらの悩みについては家庭で解決できるものもあれば,専門職の助けが必要な場合もあった。しかし,一般に母親の育児の悩みは往々にして幼児期の身体的,精神的な発育段階に関するものであり,育児の悩みの中では一般的なものであった。このことから保健師が発育に応じて生じる母親の悩みを予測し,対処法を母親に提供することが必要である。また,保健師が育児サークルなど母親同士で情報交換ができる場を提供し,子育てを支援することが必要である。
藍野大学の論文
2004-03-15

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