局所温熱療法による進行癌患者のQOL評価 : 外来アンケート調査による評価
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概要
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本研究は,患者のQOLの面より局所温熱療法の効果の評価することを目的とした。アンケートは,厚生省「がん薬物療法におけるQOL調査票」を使用し,外来通院している進行癌患者16名を対象に,2度時期を変え行った。対象者の年齢は26〜78歳(平均61.6±15.1歳)で,男女比は11対5であった。アンケートは内容を活動性,身体状況,精神・心理状況,社会性に分け,t検定にて分析を行った。分析の結果,活動性,身体状況,社会性では有意差は認められず効果ははっきりしなかった。精神・心理状況では,有意差を認めQOLの向上に効果を認めた。末期癌患者にとって局所温熱療法が精神・心理面に良好な影響を及ぼすことが示唆された。
- 藍野大学の論文
- 2004-03-15
著者
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中野 博重
藍野大学
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中野 博重
藍野学院短期大学
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石川 浩子
藍野学院短期大学 看護学科
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中川 紀直
藍野学院短期大学
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下村 ユリ子
藍野学院短期大学
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田中 毅
藍野学院短期大学
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阿部 史雄
藍野学院短期大学
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二川 隆洋
藍野学院短期大学
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岩下 正美
藍野学院短期大学
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