地域における子育てサロンの有効性 : 参加者と運営者へのアンケート調査を通して
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概要
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少子化,核家族化,地域連帯感の希薄化などの社会環境が,育児中の母子に与える影響は大きい。M市においても育児に自信がもてない母親からの相談が多く,その解決方法の一つとして地域内交流に重点をおき,民生委員児童委員が中心となって子育てサロンを立ち上げた。今回,私たちは子育てサロンに参加している母親と運営している民生委員児童委員およびボランティア(以下運営者とする)に対し,アンケート調査を行った。アンケート結果から母親は子育てをサポートしてくれる仲間が地域にいると感じることで,地域への関心が高まっていると考えられた。一方,運営者は子育て中の母親に対するイメージが,子育てサロンの運営に携わる前に比べて良くなっていると考えていた。これらは,地域内交流につながるものであり,子育てサロンはその役割を果たしていると考えられる。
- 2005-03-31
著者
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野村 公寿
藍野大学
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中村 彩子
藍野学院短期大学専攻科(地域看護学専攻)
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中村 優子
藍野学院短期大学専攻科(地域看護学専攻)
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道岡 里佳
藍野学院短期大学専攻科(地域看護学専攻)
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岡田 美友紀
藍野学院短期大学専攻科(地域看護学専攻)
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