パクロブトラゾールの散布時期がポンカンの樹体発育と果実品質に及ぼす影響
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概要
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ポンカンの新梢の長さを約0.5cm, 1.0〜2.0cm, 2.0cm以上の3ステージに分けて, ジベレリンの生合成阻害剤であるパクロブトラゾールを散布し, 新梢と葉の生長, 光合成速度, 葉の炭水化物組成並びに果実品質に及ぼす影響について明らかにしようとした.新梢の長さが約0.5cmの時期の散布では新梢の生長が減少し, 葉面積も減少した.パクロブトラゾールの散布によって, 早期の光合成が抑制されたが, 後には回復した.パクロブトラゾールの処理はポンカンの結実率, 葉の炭水化物組成, 果実品質には影響しなかった.
- 鹿児島大学の論文
- 1998-03-31
著者
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