予措温度とポリエチレン包装がポンカン果実の着色と品質に及ぼす影響
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概要
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高しょう系の'吉田ポンカン'の着色促進のための最適予措温度と収穫時期およびポリエチレン包装の効果について明らかにすることを目的として試験を行った。その結果,'吉田ポンカン'では,果実を着色度で3〜4の時期(平年の鹿児島では12月中旬)に収穫し,15℃で10〜15日間予措することで果実の着色が最も良好になることが明らかになった。一方,予措期間中の減量歩合を小さくするためにはポリエチレン袋による包装が効果的であったが,ポリエチレン包装では着色促進効果が幾分劣った。25℃予措では,15℃予措よりも着色促進効果が劣り,予措期間中の減量歩合が大きく果皮が萎び,腐敗果の発生も多くなった。4℃予措では着色促進効果が期待できないうえに,果面障害(コハン症)の発生も多くなった。予措終了時の果実品質面からみても,'吉田ポンカン'の予措には15℃が最適であった。
- 鹿児島大学の論文
- 2005-03-26
著者
-
冨永 茂人
Faculty Of Agriculture Kagoshima University
-
冨永 茂人
鹿児島大学農学部
-
川口 昭二
鹿児島大学農学部附属農場唐湊果樹園
-
谷村 音樹
鹿児島大学農学部附属農場唐湊果樹園
-
Tominaga Shigeto
Kagoshima Univ. Kagoshima Jpn
-
谷村 音樹
鹿児島大学農学部附属農場唐湊果樹園:(現)附属農場指宿植物試験場
-
川口 昭二
鹿児島大学農学部附属農場
-
橋田 泰昌
鹿児島大学農学部果樹園芸研究室
-
玉利 祐一
鹿児島大学農学部果樹園芸研究室
-
橋田 泰昌
鹿児島大学農学部果樹園芸研究室:(現)鹿児島県川辺農業改良普及センター
-
玉利 祐一
鹿児島大学農学部果樹園芸研究室:(現)旭食品
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