クロスリンガル文法モデルとその日西翻訳への応用(構文解析・機械翻訳)

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概要

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日西機械翻訳システムには英語を介して翻訳するものが多い。それにより、不正確で不自然なスペイン語訳文が生成されることが多い。本論文では日本語からスペイン語へ英語を介さず直接翻訳する文法モデルと実験システムについて述べる。モデルはスペイン語の品詞にはあるが日本語の品詞にない文法的な情報に基づいて作成される。翻訳ルールの作成の上、プロトタイプの翻訳システムを作成して、「JEMS」と名付けた。JEMSは解析が「係り受け構造」に従って解析を進め、トランスファーが行われる前に、欠けている文法的な情報を認識し、訳文を生成するときに補完する。JEMSと他の直接に日本語からスペイン語へ翻訳出来ると言うオンラインソフトウェアーとを比較した。その翻訳システムは精度があまり高くない、若しくは第三ヵ国語(主に英語)を介して翻訳を行っていることが分かった。我々の現在のJEMSの単語数が少ないが、他の翻訳システムより翻訳品質が良く、又、訳文がもっと自然的であることを確認した。
2006-09-12

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