シャコガイ類に寄生するイトカケギリガイ属の一新種
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概要
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A pyramidellid species has been reported to be ectoparasitic on Tridacna gigas (Linnaeus, 1798) from Northeastern Australia and Solomon Islands and on T. maxima (Roding, 1798) from Palau Islands, and so on. Later, the same pyramidellid was also found on Tridacna crocea Lamarck, 1819, T. maxima (Roding, 1798), and T. squamosa Lamarck, 1819 from Nansei-Shoto Islands, southwestern Japan. Because detailed morphological investigation on many specimens revealed that this species is not identical to any of hitherto known taxon, this is described as a new species Turbonilla cummingi. Main conchological differences of this new species from other similar species of Turbonilla in the Indo-West Pacific area are, distinct and strictly constricted sutures, slightly irregular shell appearance, rather high whorls, and smooth interspaces of the longitudinal ribs.
- 日本貝類学会の論文
- 1997-06-30
著者
-
奥谷 喬司
Japan Agency For Marine-earth Science & Technology (jamstec)
-
奥谷 喬司
日本大学生物資源
-
堀 成夫
山口貝類研究談話会
-
堀 成夫
東京水産大学
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