野村七平記載のトウガタガイ科貝類の学名について
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概要
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野村七平(1892∿1945)は戦前日本のトウガタガイ超科貝類研究者で, 同超科貝類に対して13属323種, 合計336ものタクサを設立している。本報文ではそれらの学名を検討し, 以下の4つの新名を創設した。1) Megastomia claretta nom. nov. = Odostomia clara Nomura, 1936 not Brazier, 1877, 2) Turbonilla disfelix nom. nov. = T. infelix Nomura, 1936 not Thiele, 1925, 3) T. nomurai nom. nov. = T. contracta Nomura, 1939 not Chemnitzia contracta Schauroth, 1865, 4) Turbonilla nomurella nom. nov. = T. brevis Nomura, 1936 not Reuss, 1867。
- 日本貝類学会の論文
- 1999-06-30
著者
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堀 成夫
山口貝類研究談話会
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堀 成夫
Laboratory of Invertebrate Zoology, Department of Aquatic Bioscience, Tokyo University of Fisheries
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コルガン ジェームズ
Department of Geology and Geography, Austin Peay State University
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アートソン ヤコブス
Department of Mollusca, Nationaal Natuurhistorisch Museum
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コルガン ジェームズ
Department Of Geology And Geography Austin Peay State University
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アートソン ヤコブス
Department Of Mollusca Nationaal Natuurhistorisch Museum
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