分子情報によるテンリュウウシロウリガイの有効性の検証
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概要
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カイコウシロウリガイ(Calyptogena kaikoi)のシノニムと考えられているテンリュウシロウリガイ(C.laubieri)について, ミトコンドリアDNA・COI領域とC OIII領域の部分塩基配列を決定し, カイコウシロウリガイおよび同所的に出現する他の同属種ノチールシロウリガイ(C.nautilei)と比較した。形態の違いに対応した三者間の大きな遺伝的差異は, テンリュウシロウリガイが有効であることを示唆する。また日本周辺で記載された他のシロウリガイ属7種との系統解析の結果, Ectenagena亜属は単系統群ではないことが示唆された。
- 日本貝類学会の論文
- 1995-07-31
著者
-
小島 茂明
東京大学海洋研究所
-
小島 茂明
東京大学東大海洋研究所
-
瀬川 涼子
都立大学理学部
-
太田 秀
東京大学東大海洋研究所
-
太田 秀
Ocean Research Institute University Of Tokyo
-
太田 秀
東京大・海洋研
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