健康管理証明書扱における肝機能数値別死亡指数の検討
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概要
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GOT,GPT,γ-GTPの3つの肝機能検査数値が,死亡指数にどのような影響を与えるのか体格による影響も含め検討した。年金・特定疾患保障保険等を除く,肝機能数値の記載があった健康管理証明書扱の契約を1994〜1998年度の第7保険年まで観察した。経過契約件数は2,054,533.7件,実死亡数は1,613件である。GOTとγ-GTPでは,数値の上昇に伴う死亡指数の上昇がみられたが,GPTでは明確ではなかった。GOTとGPTの複合因子の分析では,GOT高値群(GOT>40)において,GPT高値群(GPT>40)よりむしろ正常値群(GPT≦40)がより高い死亡指数を示した。肝機能数値と体格との複合欠陥分析では,狭長体群で高い死亡指数を示した。特に,GPTでの分析では狭長体においてのみ,GPT高値群が正常値群より高い超過死亡指数を示した。
- 日本保険医学会の論文
- 2001-12-17
著者
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