尿蛋白・体格・血圧の3つの複合欠陥と被保険者集団の死亡指数の関係
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概要
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【はじめに】体格,血圧および尿蛋白の複合欠陥において,尿蛋白と体格の複合について定量的に被保険者集団の死亡指数を分析した報告は今まで見当たらないので,分析を行った。【対象および方法】観察対象は,医師扱の一般商品,男性,尿糖陰性,尿潜血陽性を除外,標準体受理(限界体承諾を含む)もしくは第一欠陥に尿蛋白・体格・血圧のいずれかのコードをもつ特別条件付とした。1990年度成立以降の契約に対し1996〜2000年度の観察で病死死亡指数を算出した。【結果と考察】高血圧と尿蛋白,高血圧とやせの複合は,個々の欠陥の合計よりも死亡指数を高くし,高血圧と軽度肥満の複合では低くなる傾向をしめした。尿蛋白が陽性の場合,正常血圧で軽度肥満の場合は死亡指数の上昇がみられない一方,高血圧では,やせで死亡指数の上昇がみられた。これらの結果は,複合欠陥において,やせがある場合,慎重な査定とすべきことを示唆する。
- 日本保険医学会の論文
- 2004-03-17
著者
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