年齢別の死因別死亡確率分析とその応用 : 日米比較
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概要
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日本と米国の生命保険会社経験表と両国の死因別死亡率統計をもちい,男女別・年齢区分別の死因別死亡確率を算出し,特定の死因が変化した場合に全死因死亡率がどのように変化するのかをみるモデルを作成した。高コレステロール血症の場合の疫学調査報告をもとに,虚血性心疾患の死亡リスクが4倍,悪性新生物のそれが0.8倍になったと仮定すると,米国人男性で40歳代以上では全死因死亡率が200%をこえる上昇をしめすのに対し,日本人男性では130%,日本人女性にいたっては50歳代まで死亡率が上昇しないという結果となった。これらの知見は,特定リスクの増減が全死因に与える影響は,その集団の死因構造を考慮して検討すべきであることをしめす。さらに本分析手法の応用として,診査方法として面接士扱を高齢者に拡大した場合の影響についてもしめした。
- 2006-06-17
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