尿中遊離L鎖測定法の基礎的検討 : 第2報 年齢別基準範囲(正常値)の設定
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概要
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我々はLatex agglutination immunoassay (LIA)に基づく新しい尿中遊離L鎖の測定法を開発したが,今回は本法による基準範囲を設定すべく検討を行った。健常者男性51例(20〜66歳),女性63例(20〜64歳)の合計114例を選び,年齢別,男女年齢別のFκ鎖, Fλ鎖およびκ/λ比(mean±2SD)を求めた。年齢別ではFκ鎖は50代で高値であったが, Fλ鎖は50代までは低い傾向で60代で高値を示した。κ/λ比は20代で最も高値を示した。男女年齢別ではFκ鎖およびFλ鎖は男性の方が女性よりも全体的に高い傾向を示した。κ/λ比は,男女ともに20代で高値を示したが,他は同程度の傾向であった。年代別および男女年代別ともにFκ鎖,Fλ鎖およびκ/λ比は有意差がみられなかった。尿中遊離L鎖およびκ/λ比の日内変動を調べたが,日中の採尿条件下では有意差が認められなかった。
- 北里大学の論文
- 1997-02-28
著者
-
大谷 慎一
北里大学医学部臨床検査診断学
-
大谷 英樹
北里大学医学部臨床病理学
-
大谷 英樹
臨床病理学
-
大谷 英樹
総泉病院 内科
-
大谷 英樹
総泉病院内科
-
益子 貴臣
北里大学 医学部臨床病理学
-
益子 貴臣
北里大学医学部臨床病理学
-
神保 智
北里大学医学部臨床病理学
-
大谷 慎一
北里大学医学部臨床病理学
-
大谷 慎一
北里大 医 臨床検査診断学
-
大谷 慎一
北里大学医学部・臨床病理学
-
大谷 英樹
北里大学医学部臨床病理
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