アスピリン潰瘍におけるラット胃粘膜糖タンパク質の変動におよぼす抗潰瘍剤Mezolidonの影響
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概要
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抗瘍潰作用を示すチオアミド系化合物2-(3, 4-dimethoxyphenyl)-5-methylthiazolidine-4-one (以下Mezolidonという)の胃粘膜糖タンパク質に及ぼす影響を検討する目的で,ラットにアスピリン潰瘍を作成し,胃粘膜糖タンパク質の変動に対してMezolidonの前投与が与える影響,及びMezolidon単独投与の胃粘膜糖タンパク質に及ぼす影響を,その量的変動と糖組成の変化に関して調べ,次の結果を得た。1)Mezolidonは,アスピリン潰瘍を抑制し,アスピリン投与によって低下した胃粘膜糖タンパク質の量的回復を促進した。2) Mezolidon単独投与においては,胃粘膜糖タンパク質の量及び糖組成に大きな変化を与えなかった。
- 北里大学の論文
- 1984-10-31
著者
-
堀田 恭子
北里大学
-
石原 和彦
北里大学医療衛生学部病態生化学
-
石原 和彦
北里大学大学院医療系研究科生体制御生化学
-
石原 和彦
北里大学医学部・化学
-
小原 進
北里大学医学部・生化学
-
堀田 恭子
北里大学医学部・生化学
-
堀田 恭子
北里大学医学部代謝蛋白学
-
佐藤 知樹
呉羽化学東京研究所医薬第二研究室
-
小原 進
北里大学医学部生化学
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