胃液中の硫酸化糖蛋白質分離法の改良とその応用
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概要
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従来,硫酸化糖蛋白質の分離法として陰イオン交換樹脂の使用が常法であり,硫酸化糖蛋白質を高収量で得ることは困難であった。しかしながら,我々はLysine-Sepharose 4Bによる硫酸化糖蛋白質に特異的な分離方法をすでに報告し,硫酸基含量の異なる硫酸化糖蛋白質を高収量で得ている。本報ではこの分離方法を更に改良して簡略化し,今後,少量の生体試料中の硫酸化糖蛋白質量測定への応用例として個々の胃液中の硫酸化糖蛋白質量を測定し,この方法の有効性を確認した。
- 北里大学の論文
- 1986-04-30
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