データ間の類似度を用いたデータネットワークの自動生成
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概要
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文章、画像などのデータ検索ではデータの特徴を表現した要素をキーワードとして用い、これらのキーワードを組み合わせて質問式を作成し検索する方法が一般に用いられているが、データに付随したキーワード以外のキーワードからデータ検索ができないためにユーザからの曖昧なあるいは不完全な検索要求に十分対応することができないという問題がある。この点を解決するために、新しい検索方法として概念辞書を用いたデータ検索を提案する。キーワードが所有している概念の相互関係を木構造あるいはネットワーク構造で表現した概念辞書は、キーワード間の上位-下位関係および部分-全体関係を表現しているだけでなくキーワード間の概念上の類似性およびその逆数で定義されるような意味的距離も表現していることに注目した。この意味的距離(キーワード間の類似度)を用いることにより、複数のキーワードを持つデータ間の意味的距離(類似度)を概念辞書を用いて客観的かつ定量的に計算することができる。この方法は、不完全または曖昧なデータ検索要求に対応できる類似検索を可能にした。さらに、概念辞書を用いたデータ間の意味的距離の計算からデータ間の動的結合を行ない、動的なデータネットワークを生成することができる。作成されたデータネットワーク生成システムはハイパーテキストにおける動的リンクを実現したものである。
- 北海道情報大学の論文
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