老年看護学における教育方法の検討 : ディベートの教育効果について
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概要
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高齢者を支える援助者として質の高いケアを提供するために,高齢者に対する権利擁護,身体拘束の心身への弊害を理解することは重要である.身体拘束は人権擁護の観点から問題があるだけでなく,高齢者のQOL(生活の質)を根本から損なう危険性が指摘されているが,高齢者ケアの現場で身体拘束が廃止されているとはいえない.身体拘束のもっ様々な問題に対して,学生自身が積極的に課題に関心を示し,自分なりの考えを持つ事ができる事が必要だと考え,ディベートを実施した.その教育効果を学生の評価をもとに検討したところ,ディベートの導入は,学生の他者の意見を聞き取る力を養い,高齢者の身体拘束に対する見識を広げる事に効果があると学生自身が実感していたことがわかった.
- 秋田大学の論文
- 2005-10-31
著者
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