胃がん検診における診療放射線技師の読影力とがんの描出状況との関連性

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概要

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X線投影法を用いた胃がん検診では、撮影時に診療放射線技師(技師)が透視下で胃がんを疑わせる異常所見を見つけ、X線写真に詳しく描写することが非常に重要であり、それには技師の読影力が必要となってくる。しかし、これまで技師の読影力に関する報告はなく、その必要性の認識も低かった。本研究では、技師の読影力を数値化し、技師の読影力ががんの描出状況にどのように関係しているのかについて検討した。その結果、胃がん検診における技師の読影力と早期がんの描出状況の間に正の相関があることが明らかになった。これは技師の読影力向上の必要性を示し、そのための教育を促すものである。技師の読影力の向上は、今後の胃がん検診における発見率向上に寄与すると考えられる。
大阪教育大学の論文
2005-09-30

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