ウシヘルペスウイルス1型ゲノム中でのプロモーター活性の検討
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概要
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ウシヘルペスウイルス1型(BHV-1)は, 外来遺伝子を発現する組み換え生ワクチンのベクターとして用いられてきている. しかし, BHV-1ゲノム中で最も効率的に外来遺伝子を発現するためにはどのようなプロモーターを選択するべきなのか, 今日まで知見が得られていない. そこで我々は, さまざまなプロモーターをCAT遺伝子の上流に組み込み, 更にそれをBHV-1に挿入して作製した組み換えウイルスを, MDBK細胞に感染させ, CAT assayをおこなうことで各プロモーターの活性を比較した. PRV前初期遺伝子のプロモーターは, BHV-1のgB, gC遺伝子のプロモーターに比較して, 感染後早い時間帯で活性化され, さらに高い活性を持続した. しかし, 感染後期にはBHV-1gB, gCプロモーターも高いレベルに達していた. BHV-1tk遺伝子プロモーターは活性が低く, また一般に強い活性をもつとされるSV40初期プロモーターは, BHV-1ゲノムの中ではほとんど活性化されなかった.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 1999-05-25
著者
-
玄 学南
帯広畜産大学原虫病研究センター
-
大塚 治城
東京大学大学院農学生命科学研究科国際動物資源科学教室
-
玄 学南
帯広畜産大学
-
村田 貴之
東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻国際動物資源科学研究室
-
大塚 治城
東京大学大学院農学生命科学研究科国際動物資源科学研究室
-
Otsuka Haruki
Department Of Global Animal Resource Science Graduate School Of Agriculture And Life Sciences The Un
-
Xuan Xuenan
Obihiro Univ. Agriculture And Veterinary Medicine Obihiro
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