ビフィズス菌培養濃縮物投与によるマウス腸管内細菌の体内移行の抑制効果
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概要
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Bifidobacterrim longumの培養濃縮物の1%添加飼料 (MB飼料) をSPFマウスとノトバイオートマウスに与えて腸管内に生息する細菌の体内移行に対する抑制効果を検討した. 抗生物質投与で腸内フローラを排除したSPFマウスと無菌マウスに大腸菌C-25を単独投与したところ, 全てのマウスで腸管膜リンパ節 (MLN) より菌が分離され, MB飼料群と普通飼料群で, 腸管からMLNへの大腸菌の移行のみられる個体の割合に差はみられなかったが, 移行する菌数はMB飼料群で普通飼料群の約1/2に減少した. また, ザイモザン投与群のSPFマウスでは, MLNより平均269/MLNの大腸菌C-25が検出され, ザイモザン非投与群の180/MLNよりも菌数が高く, ザイモザン投与のMB飼料群では平均128/MLNと大腸菌の体内移行の菌数を抑制した. しかし, 30%の火傷を受けたマウスではMB飼料でも抑制が見られなかった.
- 1997-08-25
著者
-
金子 勉
明治乳業中研
-
伊藤 喜久治
東京大学農学生命科学研究科獣医公衆衛生学教室
-
鈴木 卓也
明治乳業(株)中央研究所
-
金子 勉
明治乳業(株)中央研究所
-
鈴木 英毅
明治乳業(株)中央研究所
-
伊藤 喜久治
東大 大学院農学生命科学研究科
-
伊藤 喜久治
日本大学 生物資源科学部食品科学工学科
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