豚回虫から分離したI型無機ピロホスファターゼの温度及び金属イオン依存性活性(短報)(寄生虫病学)
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概要
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豚回虫のI型無機ピロホスファターゼ(AsPPase)の温度及び金属イオン依存性活性について検討した.組換えAsPPase (rAsPPase)の至適活性は温度55℃で,rAsPPaseはMg^<2+>非存在下及び存在下でそれぞれ温度40℃及び50℃で熱安定性であった.rAsPPaseの酵素活性は二価の金属イオンを必要とし,そのレベル(濃度5mM)はMg^<2+> > Co^<2+> > Cu^<2+> > Fe^<2+> > Zn^<2+> > Mn^<2+>の順であったが,Ca^<2+>では活性が抑制された. AsPPaseの加水分解特性はI型Ppaseと一致することが示唆され,Ascaris寄生虫の至適発育に重要であると思われた.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2004-02-25
著者
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松本 安喜
東京大学大学院農学生命科学研究科応用免疫学研究室
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新川 武
琉球大学遺伝子実験センター
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横溝 祐一
農業技術研究機構動物衛生研究所免疫研究部
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辻 尚利
農業技術研究機構動物衛生研究所
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磯部 尚
農業技術研究機構動物衛生研究所
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辻 尚利
独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構動物衛生研究所寄生虫病学研究室
-
辻 尚利
動衛研・寄生虫
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松本 安喜
東京大学大学院農学生命科学研究科国際動物資源科学教室
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松本 安喜
東京大学大学院農学生命科学研究科国際動物資源科学研究室
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ISLAM M.
農業技術研究機構動物衛生研究所
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三好 猛晴
農業技術研究機構動物衛生研究所
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春日 春江
農業技術研究機構動物衛生研究所
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三好 猛晴
動衛研・寄生虫
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横溝 祐一
農業技術研究機構動物衛生研究所
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